どうもてらさんです。
第6回VCCのベイトを解説しきれなかったのでベイトについて書いていきます。
ベイトとは
日常では釣りで魚の餌になる小魚やそれに似せた疑似餌のこと、最近流行りの毒の餌を使ったシロアリやゴキブリ退治の方法としても使われてますねー。
ベイングローリーでも似たような感じで、草むらなどで待ち伏せしながら相手を餌でおびき寄せてキルすることです。
このベイトの餌に使われるものはヒーローやジャングルモンスター、ドラゴンなどになります。
今回はヒーローを使ったレーンでよく見るベイトと、ドラゴンを使ったドラゴンベイトの2つに分けていきます。
ベイトのやり方
ベイトの目的は相手ヒーローを確実にキルすることです。
この確実にキルするためには、事前に準備をしてベイトをする場を整える必要があります。
準備やベイトの場を整えることについては
- 視界が取れている
- CCスキルがある
- 相手が食いつく餌を用意
の3つに分けて書いていきます。
視界が取れている
ベイトをするには視界が取れていることが前提条件です。
ヒーローを使ったベイトにはそのヒーローが孤立しているように見せないと、ヒーロー(餌)に相手が食いついてくれません。
ヒーロー(餌)は相手の視界に映ってもいいですが、他のヒーローは相手の視界に気をつけるようにしましょう。
そして2~3人でベイトを仕掛ける場合、相手が引っ掛かったと思いスキルを使おうとすると、逆にそれを読まれてイェーツや
ライラがULTで突っ込んでくることもあります。
なのでまずはベイトを仕掛ける周りの草むらには最低限カメラを置きましょう。
そしてベイトのカウンターを警戒するには、ベイトをする場所以外にカメラを置いてミニマップで相手の動きを把握できるようするといいです。
これらをすれば相手のカメラも破壊できるので、待ち構えているところにテレポを使われて逆にカウンターされることもなくなります。
こうなるとイェーツULTの強みが分かりますね。あんな人間ロケットができてガンク性能も高ければいつでもピック候補なのは納得です。
CCスキルがある
相手がベイトに気づかずもう目の前に迫ってこれは決まった!!、と思ってもそこから逃げられることもあるのでCCスキルは必須です。
キルの確実性を高めるにはCCスキルが最低2つあるといいです。
これはCCスキルを順番にかけることによって相手をより長く拘束し、一方的にダメージを与えることができるからです。
またCCスキルがないと餌となったヒーローが落とされてしまい、キルの交換になってしまうこともあります。
キルの交換は試合が長引いてしまう理由の1つなので、味方がキルされるようなことは避けるようにしましょう。
相手が食いつく餌を用意
相手が食いつく餌とは何になるでしょうか?最初に釣りや害虫退治を例に出しましたが、ベインではヒーローといってもどんなヒーローならいいでしょうか?
これはレーナー特にパーティの火力の要になるキャリー陣になると思います。次点でジャングラーになります。
ここでキャプテンなどの固めのヒーローが餌にならない理由としては、キャプテンはあくまでサポートの役割なので試合への影響がキャリー陣より少なく、餌として相手が食いつかない事と、キャプテンが捕まると逃げる事にCCやアイテムを使いかねないという理由になります。
まあ2つ目については、逆にキャプテンが飛び込めばいいかもしれませんが、味方のヒーローによっては飛び込むとダメージを出せないことがあるので、餌には向かないと思います。
そしてキャリー陣が餌になれば相手のフォーカスが集中するので、バリアやCCスキルでカバーしやすくもなります。
リスクはありますがその分リターンも大きくなります。餌となるキャリー陣もしくはジャングラーの動きは、相手を誘い込むように動いてください。
方法としては味方が潜んでいる草むらに誘導するように立ち回ったり、孤立してるように見せて、そのままうろうろするといいです。
後は煮るなり焼くなり味方がCCをかけている間に火力を出しましょう。
ドラゴンベイト
ドラゴンベイトは先に書いたベイトの応用で、ヒーローが餌になる必要がないのでほぼノーリスクです。
そのままドラゴンを取ってもいいけど甘えた相手をキルする動きで、まずはドラゴンが取れるような動きが必要になります。
そしてパーティで動きを統一しないと、キルもできないドラゴンも取れないないこともあるので、意思疎通を事前にしておきましょう。
事前準備
まずはドラゴンが取れるような動きということで、レーンプッシュと視界が大事になります。
レーンプッシュ
レーンプッシュは試合のどんな状況であっても、相手に選択を強いることができるので、何か有利を取りたいときはまずレーンプッシュをしましょう。
ドラゴンベイトであってもレーンプッシュをすることで、①相手の位置を確認できる②ジャングルの視界③ドラゴンかタレットの2択を迫れる、と一石二鳥どこらかおまけでもう一鳥ついてきます。
②については次で話すので①と③について書いていきます。
①は相手がレーンに姿を見せたらレーンにいることが分かりますし、誰も姿を見せなければジャングルからスティールを狙っているかもしれません。
③は相手がドラゴンを選択すれば、お見合いの状況を続けるだけでタレットを折ることができ、タレットを選択すれば、ドラゴンを取ることができます。
視界
視界はレーンプッシュとセットで、負けてる時であっても試合をひっくり返す動きになりえるので、とても大切です。
今回は先ほどの②のジャングルの視界になります。
ジャングルの視界が取れていると、①テレポートを防げる②スティールを防げる、とドラゴンを取っている時にやられて嫌な事を防ぐことができます。
特に①のテレポートを防げるというのは、人数差がついてなく相手のスキをついてドラゴンを取ろうとした時に、テレポートでカウンターを受ける事がなくなるので大切です。
そして②はセレスや
ケストレルのULTがスティール圏内か判断できなくなりますし、視界がなかったので大会で
レザが回り込んでいることに気づかず、スティールを決めたこともあるので、相手を近づけさせないためにも視界が重要です。
いざ!ドラゴンベイト!!
ドラゴンベイトをする時には視界がすでに取れているので、視界を取りに来たヒーロー、キャプテンなどを狙うといいです。
キャプテンを狙うことで相手の視界を取る役割がいなくなるので、そのままドラゴンを取ることにつなげられます。
そしてドラゴンが出現する時間帯になると、余程のビルド差がない限りパーティの1人でも欠けるだけで集団戦に勝てないです。
そういう意味でもキャプテンを落とすことでも相手に圧力をかけることができます。
草むらに隠れる
取りたいドラゴンの視界はすでに取れているので、近くの草むらにCC持ちのヒーローが潜んでおき、相手はドラゴンという餌に集まってくるタイミングをキャッチしましょう。
これは第6回VCCの決勝戦第一試合でケストレルが落とされる場面でありました。
ZeroConceptが4人でブラッククローを触り、視界の取れている草むらでレオが潜むことで、ケストレルに対してベイトが決まっていました。
テレポートブーツ
テレポートブーツを持っている時のベイトは、テレポートブーツを持っているヒーローが取りたいドラゴンとは反対のレーンをプッシュしましょう。
これをすると、相手が人数差があるからドラゴンもしくは集団戦の判断をした時に、視界が取れているのでテレポートしてカウンターの形をとることができます。
相手がプッシュしているヒーローを狙ってきたらドラゴンを取りましょう。ドラゴンとヒーローの交換であればドラゴンのほうがおいしいです。
ドラゴンベイトされたら
まずはレーン状況と視界を確認します。
ドラゴンを相手が取ろうとしていると判断して相手より少ない人数で行くのは絶対にダメです!!
相手がドラゴンを取ろうとする時は、相手が明確な有利を作っているからです。そこに不利な状態で、しかも人数差がついている状態で近づくのはさらに不利になってしまうだけです。
ただ味方のデスタイマーやタレット状況を判断して、ドラゴンを取られたら試合が終わると判断したらスティールに行きましょう。
ドラゴンをスティールできればある程度不利な状況をリセットできるので、ハイリスクハイリターンの最後の手段として知っておきましょう。
MIDレーンを押す
ドラゴンベイトされる時というのは、ドラゴンの近くに視界が全くない時に起こります。
その時にいきなりドラゴンに行くのではなく、5人でグループアップしてMIDを押しましょう。
ドラゴンベイトされたときにはどうしたらいいのかというと、第6回VCCの準決勝ZeroConcept VS illyriaでillyria側が上手く対応していました。
ZeroConceptがブラッククロー側の視界を取っていて草むらに潜んでいる場面で、illyriaはMIDレーンを押す選択をしました。
これをするとZeroConceptはドラゴンを触ればドラゴンにヘルスを削られた状態で集団戦を挑まれ、MIDレーンを守りに動けばブラッククロー周辺の視界有利を捨てるという選択をしなければなりません。
特にMIDレーンから動けるillriaには川の移動速度バフが乗るので、集団戦を仕掛けるのに有利になります。
もう片方のドラゴンを取る
ドラゴンを相手が取ろうとしている時には、もう片方のドラゴンを取るのも1つの判断です。
もう片方のドラゴンがいなかったとしても、次に出現するのは相手が取ろうとしていない側のドラゴンなので、視界の有利とミニオンウェーブを事前に作っておくといいです。
これをすると相手がどの状況であっても常に有利な動きを取れなくなるので、肉を切らせて骨を切るではないですが、かすり傷でもいいので有利の交換を意識していきましょう。
相手がテレポートブーツを持っている
これをされたら相手がプッシュしているレーンとは反対側に残りの4人がいることになるので、5人でそちら側にグループアップして視界を取りましょう。
ここで相手のカメラを壊さずに集団戦もしくはドラゴンを取ろうとすると、先ほど書いたようにカウンターの餌食なのでテレポートブーツのテレポート先を潰しておきましょう。
特に先にドラゴンを触るとヘルス差、スキル差がついた状態でテレポートされて不利な集団戦が始まってしまうので、ドラゴンを触るときはカメラを壊すことを心がけましょう。
ここでの視界の取り方は、人数差があることを使って、まずは自分たちの後ろの視界を取って挟み撃ちの可能性を潰しましょう。そして後ろにカメラがないことを確認したら、相手のジャングル奥深くまでカメラを壊して視界を取りましょう。
同時にMIDレーンをプッシュできると、相手のテレポートの可能性を完全に潰し、ただ人数差を生かすことができます。
相手のジャングルに入る段階の時には集団戦を仕掛けられたら仕掛けてもいいですし、カメラを壊してMIDレーンをプッシュできたならドラゴンを取るといいです。
タレットとドラゴンの交換になりますが、次のドラゴンを取るためにレーンや視界で有利を作れるので、うまくつなげていきましょう。
さいご
ベイトをする時に絞ったとしても、ここで書ききれていない状況はまだまだあります。
まずはベイトという考え方があり、それに対しての対応策を知って、ヒーローや構成によって応用が利かせられるようになるといいです。
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