どうもてらさんです。
今回はダメージの捉え方とビルドについて。
ダメージの捉え方
ダメージの捉え方には
- 瞬間火力(バースト)
- 継続火力
以上2種類あり、これによってビルドの組み方が変わってきます。
瞬間火力(バースト)
瞬間火力とは1度の攻撃で与えられるダメージのことを言います。
これには通常攻撃から、サンポウのBスキル神の拳、
ケストレルの一矢一殺などの、「1度」であればアビリティまで当てはまります。
よく大会などで耳にするバーストダメージと意味は同じです。
継続火力
継続火力とはどこから始まりどこを終わりにするかで色々変わってきてしまうので、今回は攻撃をして戦闘が始まってから、デスや戦闘から退くなどの戦闘が終わったと判断できるまでです。
具体的には、通常攻撃やアビリティによって片方が戦闘を仕掛けてきて、デスやエース獲得または片方が逃げるまでとします。
瞬間火力について
瞬間火力が必要な場面
瞬間火力が必要な場面には様々なシーンがあります。ポーク構成などのメイジヒーロー対策、耐久力が低いヒーロー対策、スティールしたいときなどです。
ポーク構成のメイジヒーロー対策
ポーク構成のメイジヒーロー対策は、瞬間火力を意識しないと集団戦で負けます。
もともとポーク構成は簡単に言うと、めちゃくちゃ遠距離から相手に一方的にダメージを出す構成なので、相手を捕まえることが難しいです。
なので、相手の懐に潜り込めた一瞬のチャンスを確実にキルへとつなげるために、瞬間火力は必須という訳です。
耐久力が低いヒーロー対策
耐久力が低いヒーローには特に瞬間火力が重要になってきます。
耐久力が低いヒーローには①火力がでる②CCやブリンクなどアビリティが優秀、の2択になってくるので、攻撃できるタイミングがシビアになってきます。
なので限られた攻撃のチャンスの中で、相手より火力を出すのであれば一撃のダメージが大事になってくることもあります。
スティールしたい時
相手のジャングルモンスターを、またはドラゴンをスティールしたい時には、相手の不意をついた一撃が相手に対応されず最も有効なので、瞬間火力が大事になってきます。
ジャングルモンスターであればまだ…。と思うかもしれませんが、ドラゴンのスティールは試合に大きく影響します。
かつて3v3しかなかった時代には、クラーケンをアーダンのBスキルでスティールした黄金の右腕の持ち主がいました。
失敗していれば試合に負けていた、まさにハイリスクハイリターンな場面で、トライした勇気と成功させた技術には興奮しましたね。
瞬間火力の出し方
瞬間火力の出し方にはまずヒーローに向き不向きがあるので、このヒーローは瞬間火力が出せるヒーローなのかという理解が必要です。そしてビルドの組み方になります。
バースト系ヒーロー
例えばグウェンのパッシブのブームスティックが適用された通常攻撃であったり、
イルバのAスキルのチャージショットからのBスキルの真紅の牙での一撃などです。
これは通常攻撃に何かしらのボーナスダメージが乗ることや、アビリティにコンボでのダメージ増加の記述があることから判断できます。
バースト系アイテム
次にアイテムによって瞬間火力が出るように積むことができます。
瞬間火力がでるアイテムはテンションボウや
ストームクラウンなどがあります。
どちらもクールダウン付きで強力な追加ダメージを出せるので、1度攻撃してから離脱して、クールダウンが回復したらまた攻撃といった、ヒット&アウェイが基本となります。
瞬間火力対策
瞬間火力対策には
- 回復、バリア、強化体力
- CC
- さらなる火力
以上3つが有効だと思います。
回復、バリア、強化体力
回復、バリア、強化体力に関しては、火力を出すならそれを無効化しようという考え方です。
相手が100のダメージを出すなら100の回復、バリア、強化体力で相手の攻撃をいなしてからカウンターをします。
瞬間火力はあくまで‘’瞬間‘’なので継続的な戦闘に弱いです。なのでダメージを無効化されると辛くなります。
回復の方法にはアビリティでライラや
アダージオのAスキル、アイテムには
再生の泉と
ヒーリングフラスコなどがあります。
そして体力吸収での回復にはグレイブのULTやアイテムで
蛇仮面や
イーブオブハーベストがあります。
体力吸収の場合は相手を殴れないと回復できないので、ヒット&アウェイのアウェイをされると回復できないままになってしまい、注意が必要です。
バリアにはアビリティでアーダンのAスキル、アイテムには
クルーシブルと
ルークの掟などがあります。
ただクルーシブルには相手のCCを防ぐといった役割があるために、瞬間火力に対して使うかどうかは一概に言えません。選択肢の1つとしては知っておくといいでしょう。
強化体力にはアビリティでフィンのBスキル、アイテムには
スランバーハスクがあります。
バリアは白いゲージ、強化体力は体力が薄くなったゲージで判断できますが、実際何が違うのかというと、
- バリアはゲージ分のダメージを無効化
- 強化体力はゲージ分のダメージを半減
という違いがあります。
サンポウがバン候補に挙がり続けているのは、AorBスキルを発動すればダメージを半減という効果を簡単に得ることができるからという理由が1つあります。
CC
CCに関しては、ヒット&アウェイの動きをするならヒットさせた瞬間アウェイを許さない考え方です。
ベイングローリーで無防備なタイミング、相手が油断しているタイミングというのはいくつかありますが、攻撃するタイミングはその1つです。
攻撃するにはかならず相手に攻撃のあたり距離まで近づいて、攻撃のモーションをすることが必要です。
この攻撃モーションは攻撃速度を上げたり、スタッターステップをすることで限りなくなくすことができますが、0にはできないので必ず動きが止まります。
ここを狙えばCCをかけることも容易く、相手の火力源、いわゆるダメージソースを1つ潰せます。
成功しなくても「攻撃しようとした瞬間がお前の終わりだ。」と1度相手に狙っていることを見せることで、かなりプレッシャーをかけることができます。
さらなる火力
さらなる火力に関しては説明はいりません。相手の火力を上回る火力を出せばいいという、シンプルイズベストでまさに脳筋の考え方。
これには瞬間火力や継続火力を平均化したDPSといった考え方がもとになっています。多分…。
MOBAではDPSを使った考え方は、正直難しいと思っています。
戦闘の間に相手を殴れる回数は一定ではなく、パターンが多すぎるのでMOBAでダメージを出すには、①めちゃくちゃ1回の攻撃チャンスにかける②じわじわと相手を削っていく、の2択になると思っています。
なので瞬間火力と継続火力の平均化でのDPSの考え方はいいと思いますが、DPSでこのヒーローの方が強いとかはないのかなーと。
結局ヒーローを使うプレイヤーの上手さやチーム力などもあるので、私ではまとめることができないです。
数値化してやれる方がいるのであれば試す価値があるのかな?
継続火力について
継続火力が必要な場面
継続火力が必要な場面には、ダイブ構成対策、タンクヒーロー対策、オブジェクトを取りたい時などです。
ダイブ構成対策
ダイブ構成対策には、相手が突っ込んできてくれるので、自然と殴れる機会が多いです。
そしてダイブ構成には相手を1回のダイブでキルすることを目的としていることが多いので、1度ダイブを決められなければジリ貧になることが多いです。
まずは相手のダイブをいなすことが求められますが、いなした後にダメージを出し続けることができれば、カウンターのような形をとることができます。
まあ逆にいなすことができなければ勝てないので、継続火力+αが必要になります。
タンクヒーロー対策
タンクヒーロー対策は、いきなり大本命の相手キャリー陣を狙うのではなく、前から順番にキルしていけば相手キャリーまで手が届く、という考え方です。
タンクは大抵の場合チームの前線を張っていることが多い=殴れる可能性が1番高いので、そこを狙ったものでもあります。
タンクをキルできなくてもヘルスを減らせばタンクは下がるので、自然と相手キャリー陣まで手が届きます。
これに合わせると効果的なアイテムが ブレーキングポイントと
龍の目です。
どちらも相手ヒーローを攻撃していくとスタックが貯まり強くなっていくので、そもそも継続火力と相性がいいです。
そしてタンクを殴っているとあら不思議⁉、いつのまにかスタックが貯まっていてとんでもない火力が出るようになります。
オブジェクトを取りたい時
オブジェクトを取りたい時は、クラーケンやドラゴンはかなり体力があるので、常にダメージを出し続けないと逆にキルされることもあります。
むしろ継続火力が出せるヒーローなら1人でオブジェクトを取れることもあるので、狙ってみるといいかもしれません。
継続火力の出し方
先ほどの瞬間火力と同じで向いているヒーローと、相性のいいアイテムがあります。
継続火力の出せるヒーロー
継続火力の出せるヒーローには、キネティックや
オゾなどがいます。
キネティックはAスキルとBスキルのコンボからの通常攻撃で、相手を逃がさずに常に安定して火力を出すことができます。
オゾはパッシブの効果がAスキルとBスキルに合わさり、回復と強化体力が自前でかなり得ることができます。
さらにビルドを組み合わせればどちらも火力を常に出せることができ、継続戦に特化していきます。
継続火力と相性のいいアイテム
継続火力と相性のいいアイテムには先ほど書きましたが、ダメージを与え続けることで強化されていくブレーキングポイントや
龍の目があります。
そして継続して戦い続けるので、回復することができる蛇仮面や
イーブオブハーベストも相性がいいです。
特に蛇仮面とブレーキングポイントを合わせたビルドは、昔からWPメレーヒーローの鉄板でもあります。
またダメージをある程度減らすことができるスランバーハスクもおススメします。
継続火力対策
継続火力対策には
- 瞬間火力で一気にキルする
- ヒット&アウェイ
- CC
以上の3つがあると思います。
瞬間火力で一気にキルする
瞬間火力で一気にキルすることは、相手がちんたらして火力を出すことには付き合わずに、戦闘を決めてしまおうという考え方です。
これはDPSで平均化するときに戦闘の最初の5秒までとした場合、瞬間火力は継続火力を大きく上回ります。
瞬間火力は継続火力に比べて、明らかに最高ダメージを出すまでが早いです。
なので瞬間火力がある程度継続火力の対策になるということです。
ヒット&アウェイ
ヒット&アウェイは相手に継続して火力を出すことを許さず、一方的にダメージを相手に叩き込めるので、継続火力に対して有効です。
特に瞬間火力とヒット&アウェイを合わせると、相手の思考を乱すという点では非常に強力です。
まあ相手の嫌がることを突き詰めた結果なので、プライベートな試合でやるのはおすすめしません。
「自分がやられて嫌なことは他人にもしない」
人間関係の基本です。
大会などの勝負の場では、「自分がやられて嫌なことは相手にもやり返す」が大事です。人間関係の基本はどこに行ったのやら…。
CC
CCは先ほどの瞬間火力でも出てきましたが、継続火力では相手に何もさせないや、火力が出るまでの時間を延ばすという考え方です。
何度も書いてきましたが継続火力はダメージを出すまでが遅いです。
なのでダメージが出る前にCCをかけて相手を倒すことや、さらにダメージを出すことを遅くさせるのが有効です。
ただCCをかけるために前に出すぎて、ブレーキングポイントや
龍の目のスタックを貯められては意味がないので、味方と攻撃を合わせることが大切です。
さいご
MOBA全般に言えることだと思うけど、状況によって判断が変わってしまうから、時には今回書いたことと真逆のことが起こるかもしれない。
だからMOBAは難しいし、面白いと感じてしまうのはすでにベインの沼にハマってしまっているからなんだろうなー。
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