Vainglory初心者講座~ロール、ポジション~
Vaingloryにはヒーローをロールで大きく分け、そのロールで試合中のポジションが基本的に決まってくる。
今回はどんなロールがあるのかや、ポジションごとの役割などを説明していく。
ロールとは
ロールとはRPGでの戦士や僧侶、ナイトやクレリックなどの役割のこと。Vaingloryでも似たように相手の攻撃を引き受けるタンク、味方の補助をするサポート、近接戦のファイター、瞬間火力のアサシン、DPSのマークスマン、クリスタルダメージのメイジと大きく分けて6種類にヒーローを分けることができる。
タンク
タンクは相手からの攻撃に対して耐えることができるだけの体力やアーマーやシールド(=防御力)の高さを基本能力として備えていて、さらに相手の行動を妨害するCC(Crowd Control)という攻撃ができる。
耐久力の高さから相手の最大射程の攻撃のギリギリ手前に立ち、相手の攻撃を味方に届かせないフロントラインを作る。
代表的なタンクとしてはランスや
フィンといったヒーロー。
サポート
サポートは味方に対しての回復やダメージの強化、相手へのスローやサイレンスで相手のスキル封じなど、補助的な動きを得意とする。
様々な補助の仕方があるためレーン上で強かったり、集団戦を得意とするなど、味方の長所を伸ばし短所を打ち消す力を持つ。
代表的なサポートとしてはローレライや
ライラといったヒーロー。
ファイター
ファイターは近接戦をするだけの耐久力と同時に殴り始めればほぼ敵なしの戦闘力を秘めていて、相手に近づくためのスキルを持っていることが多い。
そしてタイマン性能が高い。1vs1であればほとんどの場合ファイターに軍配が上がる事が多い。
代表的なファイターとしてはグレイブや
ロナといったヒーロー。
アサシン
アサシンは相手に一瞬で近づいて瞬間火力を出し、ヒット&アウェイの動きで相手を翻弄することを得意とする。
ダメージを出すことは得意な反面、耐久力に不安があるため立ち回りが難しいロール。
代表的なアサシンとしてはコシュカや
レザといったヒーロー。
マークスマン
マークスマンは遠距離から通常攻撃でダメージを出すことに長けており、試合を勝ちに導く花形のような役割。
単純に火力が出るため、オブジェクトを獲得する能力が高い。
代表的なマークスマンとしてはグウェンや
リンゴといったヒーロー。
メイジ
メイジは遠距離からスキルによってクリスタルダメージを出すことを得意とし、集団戦など複数の相手との戦闘に対して火力を出す立ち回りができる。
火力の出し方は瞬間火力や範囲ダメージを得意とするヒーローが多い。
代表的なメイジとしてはセレスや
サムエルといったヒーロー。
それぞれ得意不得意があり、基本的にはチームで苦手な部分をカバーしつつ、得意な部分を生かせるようにヒーローを選びたい。
あまりよくないのが“全員火力役なら試合に勝てるんじゃね”という考え。
これはVaingloryにアイテムやお金の概念がなければ成立するかもしれない。しかし、VaingloryはMOBAというゲームジャンルで、基本的にMOBAでは勝つためにヒーローを育てること、主にアイテムを買う必要があり、そのためのお金を稼ぐ必要がある。
ただし時間ごとに稼げるお金には限界があるため、相手より効率よくお金を稼いで運用する必要がでてくる。
そこで重要になってくるのがポジションになる。
ポジションとは
Vaingloryには様々なゲームモードがあるが、どのゲームモードにもお金を効率よく稼ぎ運用するために大きく分けて3つのポジション分けができる。
一番お金を稼ぐことができるレーナー、倒すと一定時間ごとに出現するモンスターを狩るジャングラー、試合のコントロールをするキャプテンこの3つになる。
レーナー
レーナーはミニオンといったモンスターが常に移動してくるレーンという場所をポジションとする。ミニオンは無限に移動してくるため、倒し続ければかなりお金を稼ぐことができる。主にアイテムをそろえて火力を上げてもらうためマークスマン、メイジといったロールが主に選ばれる。
ただし、5vs5では3本のレーンがあり、レーンごとにできるロールが決められているという事はないが、セオリーはあり、勝率が一番高いロールの振り分け方は存在する。
TOPレーンには後述する2つのレーンに火力役を置くため、集団戦での壁役としてのタンクや耐久力がありレーン戦で負けないためにファイターを選択することが多い。
MIDレーンには小規模戦が多く起こるため範囲ダメージの出せるメイジを置くことが多い。
BOTレーンには近くのモンスターに“バフ”持ちがいるためそのバフを効果的に使えるマークスマンを置くことが多い。
各レーンの動きに関しては別記事で紹介する。
ジャングラー
ジャングラーは一定時間ごとに出現するモンスターがいるマップのジャングルと呼ばれる部分を担当するポジションになる。
稼げるお金が有限であるため、限られた資源の中でも試合に貢献できるファイター、アサシンといったロールが主に選ばれる。
ジャングラー動きに関しては別記事で紹介する。
キャプテン
キャプテンはマップの中で決まった場所にポジショニングする必要がない。強いて言えば味方がお金を稼ぐことを助けられる場所をポジションとする。
主にレーナーの近くにいて、お金を直接稼がなくても活躍ができるタンク、サポートといったロールが主に選ばれる。
キャプテンの動きに関しては別記事で紹介する。
初心者におすすめ
初心者向けという事で完全なMOBA未経験者に対しておすすめするロールとポジションは、マークスマンでレーナーになる。
理由としては、
- CSをとることができる
- 人数で負けてるときは戦わない
- 目の前の敵を距離を保ちながら攻撃することができる
この3つを意識して実行できるようになるだけで、試合に勝てるようになるからだ。
CSを相手より多くとることができれば、お金の差につながりアイテムの差になる。そしてアイテムの差は火力の差につながるので、戦闘に勝ちやすくなる。
ただし、人数で負けている時は単純に1人分できる事に差があるので戦っても勝てないことが多い。デスをしてしまうと相手にお金が入ってしまうので、負けそうなときは戦わないことが大切になる。
戦いになった時は、目の前の敵を距離を保ちながら攻撃することが大切になる。相手との距離が近ければそれだけ相手の攻撃を受けてしまうので、距離を保ちながら攻撃したい。
他のロールに必要な射程やパワースパイクの把握など、他のポジションに必要なマクロやビジョンコントロールなど、必要な知識や技術が1番少なくて済む。
しかし、前述した訳の分からない専門用語の知識がいらない訳でもない。その知識があれば、より試合に勝てるようになる。
ただ初心者には試合に勝ってもらって、MOBAって楽しいんだなと思ってもらえるほうが個人的にはいいと思っているので、マークスマンでレーナーをおすすめする。
さいご
ロールごとに、ポジションごとに、それぞれできることとできないことがある。その中で自分の腕前や性格で得手不得手が出てきてしまう。
なので慣れてきたら自分の性格に1番合うヒーローを使って、試合で活躍してほしい。
プレイして楽しいのが大切。
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